保護者のみなさんへ:お子さんたちは心の居場所を探しています当校はさまざまな理由で学校に行けない小学生、中学生の居場所、そして学習の場として開校しています。Rくんは古賀市から、毎日電車で通っている中学生です。居場所というのは、物理的な場所ではありません。当校を開校して6年になり、たくさんの生徒さんと出会いましたが、不登校や学習障害の生徒さんもたくさん在籍しています。不登校の子どもたちに共通している事、それは心の居場所が無い事これに尽きます。普段は自宅でずっとゲームをして過ごしたりしていませんか?それは全く悪いことではありませんが、人と接することなく、落ち着ける場が、ゲームに没頭したりする事に代替されているのです。フリースクールや学習支援の場所でも、本人にとっては本当の居場所では無いことがあります。また、学校に行くこと、行けることはもはや当たり前の事として認識する必要もないと、私は考えています。一般教養を学べ、生きていくための力をつける場所は、どこでも良いのではないかな、と感じています。ただ、学校は多様な学びのチャンスがあるということです。色々な入り口、扉が用意されている事として考えますと、とても優れた施設に違いありません。しかし、多様性も言われる現代、本人が自ら選択出来るような社会であって欲しいと強く思います。Rくんは、プラモデル制作、IT基礎知識からExcelの資格取得、らいしは映画鑑賞からの感想文や、一般教養とあくまで本人の希望を優先しながら、本人のペースで、楽しくレッスンしています。また、もう一つ大事なこと、それはお母さん、お父さん、保護者の方が悲観しすぎてしまっていること。子供たちは親の表情や心情を驚くほど覗いて、観察しています。未来は常に不安定なものです。現状が良くないとしても、明日以降のことは未知の世界。「今日がだめなら、明日がある」「今日じゃなくていい」と、ある程度の楽観が必要かと思います。これは、私自身も体験してきたことであり、また教室で長らく運営してきた経緯の中でたどり着いた一つ目の答えだと確信しています!また、保護者の方こそ、いろいろな分野、専門家の意見やアイデアをうかがってみたり、相談をしてみたりとするべきです。一人で生きていくにはあまりにもきつい世界です。しかし、頼れる人を探し、見つけられた時の安堵感は、やはり自分自身が(保護者の方が)一歩踏み出すことで見つけることが出来るのではないでしょうか。もちろん、当校でも身の回りのことから不登校、学習の悩みについてもご相談お受付しています。お問合せの上、お気軽にお越しください。