1.ラクルが感じた現代教育の課題:既存の枠組みでは救えない子どもたち私たちパソコン教室ラクルは、これまで長年にわたり、宗像地域の皆様にITスキルを提供してまいりました。パソコンの基礎から資格取得支援まで、多岐にわたる年代の方々の「学びたい」という意欲に応える中で、私たちはある共通の課題意識を抱くようになりました。それは、現在の学校教育システムが抱える限界、そしてそこからこぼれ落ちてしまう子どもたちの存在です。文部科学省のデータが示すように、不登校児童生徒数は年々増加の一途をたどっています。約35万人の子どもたちが、学校という居場所を失い、学習機会や社会との接点を見つけられずにいます。私たちは、単にパソコンを教えるだけでなく、彼らが未来を生き抜くための「真の力」を育む場所が、宗像にも必要だと強く感じたのです。画一的な教育では、多様な個性を持つ子どもたちのニーズに応えきれません。それぞれの子どもが安心して学び、それぞれの可能性を最大限に引き出すことができる「あたらしいカタチ」の教育を、私たちラクルが提供できないだろうか――そんな強い思いが、ラクルフリースクールの設立へと繋がりました。2.ラクルだからできる「あたらしいカタチ」:ICT教育を核にした学びの場ラクルフリースクールは、単なる「学校の代替」ではありません。私たちの強みは、設立母体がパソコン教室ラクルであることにあります。この強みを最大限に活かし、現代社会、そして未来の社会で子どもたちが活躍するために不可欠なICT教育を、学びの核に据えています。2.1.個別最適化とICTの融合:ラクルだから提供できる学びラクルフリースクールが提供する「あたらしいカタチ」の教育は、一人ひとりの子どもの個性、興味、学習ペースに合わせた個別最適化された学習を徹底しています。既存の学校では難しい、まさにオーダーメイドの学習計画が可能です。そして、この個別最適化をさらに加速させるのが、私たちのICT教育のノウハウです。基礎学力の定着: つまずきやすい主要科目の学習を、子どもの理解度に合わせて丁寧にサポートします。一方的な授業ではなく、個別の進捗に合わせた教材と指導で、着実に基礎学力を固めます。現役大学生による個人授業: 私たちの特徴の一つは、現役の大学生によるマンツーマン指導です。年齢が近いお兄さん・お姉さんのような存在は、子どもたちがリラックスして質問しやすいだけでなく、多様な価値観や経験に触れる貴重な機会を提供します。学習内容の理解を深めるだけでなく、彼らの将来のロールモデルを見つけるきっかけにもなり得ます。実践的なICTスキルの習得: 他のフリースクールでは提供が難しい、専門的なICTスキルを体系的に学べるのがラクルの強みです。 プログラミング教育: 論理的思考力、問題解決能力、創造性を養うプログラミングは、これからのAI時代に不可欠なスキルです。ブロックプログラミングから本格的なテキストコーディングまで、子どものレベルに合わせて楽しく学び、自ら考える力を養います。 デジタルリテラシーの向上: インターネットの安全な利用方法、情報の真偽を見極める力、個人情報保護の重要性、SNSとの適切な付き合い方など、デジタル社会で生き抜くために必須の知識と倫理観を育みます。 実用的なオフィススキル: ワープロ、表計算、プレゼンテーションソフトといったビジネスで役立つ基本スキルから、画像編集や動画制作などクリエイティブな分野まで、実践的に習得できます。これらのスキルは、将来の進学や就職において、子どもたちの大きなアドバンテージとなるでしょう。資格取得への挑戦: 希望者には、MOS(Microsoft Office Specialist)やP検といったIT関連資格の取得もサポートしています。具体的な目標を持つことで、学習意欲を高め、自信に繋げることができます。このように、ラクルフリースクールでは、単なる座学に留まらない、真に「生きる力」としてのICTスキルを身につけ、子どもたちが未来を切り拓くための強力な武器を提供します。2.2.安心できる居場所と心のケア:ラクルが大切にする「心の安全基地」不登校の子どもたちにとって、何よりも重要なのは「安心できる居場所」です。私たちラクルは、家庭でも学校でもない、第三の「心の安全基地」として、子どもたちが安心して過ごせる空間を提供しています。少人数制のきめ細やかなサポート: 大人数での学習に抵抗がある子どもでも、少人数制のため、スタッフの目が行き届きやすく、一人ひとりにきめ細やかなサポートが行き届きます。心理的安全性への配慮: 子どもたちが自分の意見を安心して表明でき、失敗を恐れずに挑戦できる環境を最優先しています。いじめや排除の心配がないため、安心して自分を表現し、自己肯定感を育むことができます。温かいコミュニケーション: 学習だけでなく、休憩時間やランチタイムなどを通して、スタッフや他の子どもたちとの自然な交流を促します。孤独感を解消し、社会性を育む大切な時間です。専門家との連携: 必要に応じて、教育カウンセラーや心理士などの専門家と連携し、より専門的な心のケアを提供できる体制を整えています。心の安定は、学習意欲の向上に直結すると考えています。2.3.型にはまらない「自由な活動」と実践的なキャリア教育:未来への架け橋私たちラクルは、従来の学校教育の枠に捉われない、「型にはまらない授業」や「自由な活動」を積極的に取り入れています。子どもたちの好奇心を刺激し、自律性や社会性を育む上で非常に重要な要素です。特に力を入れているのが、課外授業としての就労体験です。地域の企業や店舗と連携し、子どもたちが実際に働く経験をすることで、社会の仕組みを肌で感じ、働くことの意義や喜びを体験します。これは、将来の進路を考える上で貴重な体験となるだけでなく、責任感や協調性を育む上でも大いに役立つでしょう。問題解決能力の育成: 与えられた課題をこなすだけでなく、自ら課題を発見し、その解決策を考える力を養います。プロジェクト学習やグループワークを通じて、実社会で役立つ思考力を鍛えます。多様な経験の提供: プログラミングコンテストへの参加、地域のイベントへのボランティア参加、専門家によるワークショップなど、子どもたちが多様な経験を積める機会を積極的に設けています。これにより、自分の得意なことや好きなことを見つけるきっかけを提供します。自己肯定感とレジリエンス: 成功体験を積み重ねることで、自己肯定感を高め、困難に直面したときに立ち直る力(レジリエンス)を養います。これは、変化の激しい現代社会を生き抜く上で最も重要な資質の一つです。3.ラクルが描く教育の未来:宗像から全国へ私たちパソコン教室ラクルが提供する「ラクルフリースクール」は、現代社会が抱える教育課題に対する一つの明確な答えだと自負しています。画一的な教育から脱却し、一人ひとりの子どもが持つ無限の可能性を信じ、それぞれのペースで、それぞれの方法で、主体的に学び、成長できる環境を提供すること。これが、私たちの使命です。不登校に悩む子どもたち、既存の学校教育に息苦しさを感じる子どもたち、あるいは、より高度なICTスキルや実践的な学びを求める子どもたちにとって、ラクルフリースクールは、まさに「希望の灯り」となるでしょう。教育は、単に知識を詰め込むことではありません。それは、子どもたちが未来を生き抜くための知恵、スキル、そして何よりも「生きる力」を育む営みです。ラクルフリースクールは、その「あたらしいカタチ」を通じて、宗像の子どもたちが輝かしい未来を切り拓くための強固な基盤を築いています。もし、お子様の学習や心の状態について悩みを抱えているのであれば、ぜひ一度、ラクルフリースクールの門を叩いてみてください。私たちラクルは、宗像の子どもたちの未来のために、全力を尽くします。ラクルフリースクールが宗像から発信する「あたらしいカタチ」の教育は、きっとこれからの日本の教育のあり方を考える上で、重要なヒントを与えてくれるはずです。私たちは、ラクルフリースクールでの学びを通して、子どもたちが自信を持って未来へ羽ばたけるよう、これからも最善を尽くしてまいります。ご興味をお持ちいただけましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。