お子さんの育成を考えるとき、まずは習い事などを検討されている方がほとんどだと思います。それは3歳児前後から、高校生まで、幅広く色々な分野での習い事がありますが、基本的には体力や健康学力技術これら3つに当てはまるようです。体操教室、特に水泳は昔から人気の習い事です。そして、学力という面では、そろばんや学習塾が群を抜いて人気の習い事です。では、技術という側面ではどうでしょう。古来からの習字や音楽が当てはまりますね。絵画教室などもそうでしょう。義務教育で9年間は学校に通うお子さんがほとんどですが、学校での学習で上記は網羅されています。しかしなぜ、追加の費用や時間を割いてまで、お子さんの習い事に注力するのでしょうか。それはさまざまな原因、要因、情勢etc、。、現状での義務教育では、彼ら彼女らが社会で生きていくにはすでに不足していると感じていることにほかなりません。ここで、あらためて考えておきたいこと、それは「学力」と「生きていく力」は別物だということ。テストの成績が良いからといって、大人になって幸せになれるか?一般的にそう思える気もします。お給料をたくさんもらえたほうが「しあわせ」の尺度、幸福感は高い可能性はあるかもしれません。しかしながら、世の中を見渡して身近に、「お金持ち」で「幸せ」な人に出会ったことがありますか?では、まったく学力が無い場合、たとえば、テストの成績が芳しくなく、高校、大学にも入学できないお子さんは、不幸せですか?生きていくためには、ある程度のお金は必要であり、同時に納税の義務も発生します。そして仕事にありつくには、その業務に必要な知識、学力が必要になります。私が思うに、必要な学力、知識、スキルというものは、学校で学ぶ一般教養が根底にあるものだと考えています。そしてまた、仕事で必要になる学力、知識、スキルは、学校では学べなかったものが「新しく」必要になるのだと思います。結論、義務教育での学びは、大人になるためのベースであり、しかしながら、将来を約束されたものでもない、ということだと考えます。一般教養がなくとも、素晴らしい成果を上げる大人はたくさんいます。学力が高いといわれる有名大学を出た大人でも、犯罪は犯します。私は次のことがとても大切だと感じています。学ぶことによって自分が何をしたいのかを知る知ることによって問題を把握できる問題を解決することによって新しい知識と行動が生まれるそして、学ぶことで身に着けた知識と経験をもとに、生きるための智恵が生まれるのだと思います。そして、一番大切なことは、生きていくためには一人ではできないこと、できることを知ること。そして、自分に無いものを見つけ、助けを求める事、または自分にあって、たれかに、無いなにかを助けてあげる事。思いやりの気持ちです。当校では、パソコンやITのスキル、知識の「学力」と「技術」はもちろんですが、本記事で綴った、「生きていく力」を最も大切にして、レッスンを行っています。